Reconfirmation

色々な人に助けられて生活が出来ている事を再確認した一日だった。

朝起きると、携帯電話に日本に住む師匠と友人からメッセージが入って、サンドイッチ屋へいくとおばちゃんが根気よく話かけてきてくれ、いつものコーヒー屋では笑顔で接客をしてくれ、孤独なようでいて、いつも人と関わって生活が出来ている事に嬉しくなった。

宿泊先に戻り、一時帰国中の期間と戻ってきてからの滞在日数を伝える。意味が通じなかったらしくフロントのおじさんが英語の出来る人に電話をしてくれ、わたしからは日本語が出来る現地の知人や元同僚の日本人に助けてもらい、宿の件は解決できた。買い物にいくにもバイクタクシーを呼び、自分の位置を現地の言葉で説明できないので近くにいる人に電話を渡して説明をしてもらって無事に出かける事が出来た。仕事についても、わたしの身を案じてくれ日本から仕事をまわして頂き、それでなんとか生活が出来るようにもなっている。

自分でなんとかしなければいけないとこっち来たばかりの頃はずっと思っていが、そうじゃなく、自分でなんとかしなくても自分の周りの人たちがなんとかしてくれてこうして生活が出来ているんだ、と気づかされ感謝の気持ちでいっぱいになれた。ありがたや。

 

Difference

今日は体調が悪い日。朝から胃がおかしかったけど、露天のサンドイッチを食べたら一気に異変がきたので正露丸で散らしてみたけど、まだおかしい。

 

先週、大学時代の友達が転職してタイ勤務になると聞いたので連絡をした。今日からバンコク生活が始まるらしい。タイの女の子が大好きな友人なので、良かったねって話をした。彼はタイの子と結婚をして、タイの外国人として生きて行くんだろうな〜って、なんとなく思った。

基本、外国で暮らすって寂しい事だと思う。外国で働いている何人かの友達は、その国で出会った日本人や外国人と結婚をしている。そのなかでも東南アジアで働いて東南アジアの女の子と結婚をした一人はバツ2、そしてもう一人はお金がらみで騙されて散々な目にあった。生まれ育った生活水準が違う国の人との結婚は結構難しいんだなっていう感想、けども、日本人女性と今居る国の男性と結婚をしたパターンも知っているが、その二人はうまくいっている。男は外で稼ぎ女は家を守る、そういうのは万国共通概念となるのか?

個人差はあるはずだけど、環境の違いと性別の違いは、他人同士の男女が一緒になって良好な生活をしていく上では少なからずその関係に影響されてくる差異なんだろうなぁ〜。

 

Complaint

朝一緒にご飯を食べた子の実家が、ゴム園をしていると言っていた。本当なのか、言葉が100パーセント通じないので定かではないが。

ゴム園でこの国といえば、カトリーヌ・ド・ヌーブの映画インドシナが思いつく。現地人の少女をカミーユと名付け養子に迎えるところからして、恩着せがましいというか、欧米人の傲慢さが私としては嫌な気持ちにさせられる。けどもamazonの評価は☆が多い。ちなみに、この国からみだとマルグリット・デュラスのラマンが思いつく。まだこれの方がいいんじゃないの?

TSUTAYAが出来きて欲しい。

Reason

朝から人と会う予定を作ったので、6:45に待ち合わせをして朝食を食べに出かけた。日本流にいえば朝活。

この国では圧倒的なドラえもん人気がある。藤子・F・不二雄も大喜びだろう。約束をして朝一緒にご飯を食べたニホンゴの出来る子は、誕生日を迎えたばかりだったので、彼が大好きなドラえもんのドラヤキをプレゼントをし、それだけでは味気ないので、こっちにくる時に母親から託された週刊新潮をニホンゴの教科書として使ってね、と渡してきた。日本に戻ったら、もっとましなニホンゴの勉強が出来る本を探してきてあげようと思った。

この国に来る時、往復の航空券でなければ入国拒否をされるのではないか、と考えて念のために買っておいた帰りのチケットがある事を昨日思い出した。こっちに居ても一人寂しいし暇なので戻ろうと決めた次第で、ゴールデンウィークが過ぎたらまたこちらに戻ってくるつもりでチケットを探したら、格安で25000円以内の片道航空券を見つけたので購入。

今のところ、ここに居る理由がみつけられないでいる。仕事でも恋愛でも、わたしを一つの場所につなぎ止める何かが欲しい。

 

Labor

糸井重里のようにほぼ毎日、学生時代からの付き合いがある恩師と連絡のやり取りをしている。恩師曰く、人の生活とは退屈なもので、生活のために人は働いているようでいて働くことで生活を充実させていることにもなる、らしい。ここにパラドクスがあるそう。ほぼ無職、状態のわたしには身にしみるお話だった。

最近は、リストラされた事を家族に言えないまま毎朝出勤の振りをして家を出る一家の大黒柱のような、そんな心境で宿泊先のホテルを出かけて近所のカフェで午前中を過ごす日々でいる。ただここは日本ではない。朝からカフェや道端で何をするでもなくダラダラとコーヒーを飲む人たちが大勢いる。仲間がいっぱい。

先週から、日本に居た頃と変わらない生活に戻った。違いといったら外国である事と会話をする機会がほとんど無くなった事、そして一人で暮らしている事。最終手段に取っておいた昔の知り合いに連絡でもしようかどうしようか迷ったけども。もう少し自分自身で努力をして、新しい人間関係を作って行く方が自分の為になるはずだ、と信じることにしている。今はこっちで新しく知り合いになった人と人たち、会って話をしたい。