Radio

今日の引っ越しの為に至急10万円分のお金が必要となり、この国のATM事情を調べたが観光客向けの小額の引き出し方法しかネットで見つけられず、いろんな人に連絡をとって一人悶々としていた昨晩。

この国では10万円といったら50万円レベルの大金となる。調べるうちに一日で引き出せる上限額があるだのなんだの情報が錯綜していて、ネットから本物の情報を引き出すには至難の業だった。見つけられなかった。

タイに住んでいた恩師にATM事情を聞くと、東南アジアで大金をおろすところを観ている人間がいるから気をつけよ、実際に後をつけられた事があった、と警告され恐ろしくなる。結局、ここの国の銀行の窓口と国際キャッシュサービスを併用することに決めた。ATMも私が住む田舎ではなく念には念をと街のにある場所を聞き、精神的疲労困憊。

こっちではお金も人付き合いも難しい。どうしてそうなるのって事だらけ、どこか気難しい事と人が私は好きでもあるんだろう。けど疲れた。体重減った(ちょうど良かった?)新しい部屋に移ったら日本食を作ってikkoのようにホームパーティーしてみたい。

 

自問自答するのを一度置いといて、youtubeで日本のラジオが聞ける事を知った昨晩、有吉弘之のsunday night dreamer をつけて仕事。まるで日本にいるかのような錯覚になって、孤独感が少しだけ忘れられる事が出来た。

このラジオ、面白い。クダラナイ。私は基本いい加減な人間なので、どうでもいいトークがありがたかった。これでこっちでまたしばらくは生きてけるなって思った。合掌。

 

Silence

まるでベイルマン映画『沈黙』のテーマのような暮らしをしてますね、って言われた。この映画を観たことがないので調べてみた。

言語が通じない相手との意思疎通の大変さ以上に、言語が通じるもの同士間コミュニケーションが達成されない時の悲劇がテーマ、らしい。舞台は異国のホテル。ただ、まだ映画のように性欲に溺れてはいない。

コミュニケーション問題以外に今のわたしは、ビザやらアパートやらお金やら、けっこう大きいテーマがぶら下がってます。

 

 

 

La Strada

やっぱり片道40分じゃなくて1時間30分だった。しかも原付バイクでデコボコ道。

バイク怖くない?って言われ、怖くないよー、って言ったけど怖いに決まってるし車に乗りたいに決まってる。親切にしてくれるのでその思いは裏切らないようにこっちも演技をする。

どこ走ってんのかわからない誇りっぽい夜の田舎道。親切心はありがたい、お金がない、慕っていた日本人は目を合わせてくれない、いつ部屋に戻れるのかわからない。その他色々な感情が渦巻いて、ほんとに泣けてきた。泣いた。

あしたは嫌なことを忘れて頑張ろう。

Haha

今日の朝は曇りがちの空なので、lana del reyをかける。

一年中温暖な気候の国の影響なのか、基本こちらの国の人たちは明るい。けど十人十色なのでそうでない人もいる。以前住んでいた頃から知っているスナックのママがいて、この人は本当にケダルイ雰囲気を持っている。この前2年ぶりに会ったら、老化と共にケダルサが増していてた。

いろいろな人がいる。

 

午後は、辞めた会社のスタッフの結婚式だということで列席することになった。その会社の日本人達とは一緒の車に乗ることは出来ないので、現地スタッフのバイクに便乗させてもらい1時間くらいかけて会場へ向かう予定となっている。こっちの時間の読みはたいてい間違っているので、おそらく1時間30分はかかるだろう。

バイクタクシーが好きだからって、さすがに辛い。けども、私のことを心配してくれてバイクに乗せてくれるのでありがたく頼らせてもらう。でも1時間超えは苦しいぞ。列席しなければ解決する話だけど、そうもいかない事情もある。

辛い経験をすればする程これからの人生が豊かになるよ、ていう恩師からの言葉を信じて、今日一日も乗り越えるしかない。辛いことや不条理なことも笑いに変えられる人間になりたい。

 

とりあえず、ヘルメットを買いに出かけよう。