Pollution

手の指先に小さな水膨れのような湿疹がここ数日出来てそれが徐々に広がってきている。日本に住んでいれば、皮膚科へ行くのにそうもいかないのが、カード保険のみの発展途上国暮らしの辛いところである。

この国に戻ってきてから、新しい洗濯洗剤を使い始めたのが原因としか、思い当たる節がない。その洗剤はこの国の製品なので。今までは、外国の洗濯洗剤を使っていたので。サービスアパートなので、洗濯もスタッフに洗ってもらえるのだけど、信用できないので白物や下着は自分で手洗いをしている。

毎日片道 30分のバイクタクシー移動で、帰ってくると排気ガスの匂いが身体に染み付いており、嘘かと思うほど洗濯の水が茶色く濁る。

寿命が日々縮まっているような、そんな気分にさせられる、一日の終わりの洗濯の時間なのである。

Watch

だれも読まないブログをつけるのは快感である。

 

シュトルマンスキーの腕時計が欲しい。ロゴのデザインもロシアっぽくていいんだよな。共産主義的デザインというか、堅苦しい感じがとても良い。

Review

こっちに暮らし始めて半年経った。来て一ヶ月して仕事を辞めた時、せいぜい三ヶ月で帰国だな、って思っていたのを思い出した。今日までこうしてこちらで生活を続けているのも、手違いで1年ビザを取得してしまった事に始まるのかもしれない。ついこの間まで、自分の意思でもって自分の人生を決めていくものだと確信していたが、そうでもないのが人生のようだ。流れにのっかって生きてみるのも悪くはない、かもしれない。

こちらに来て知り合った日本人女性が、来月一年間の滞在をもって帰国するそうだ。とにかくこちらでの生活や仕事、この国の全てに対して強烈な不満とストレスを持っている人だったので、それが一番良い選択だろうな、と口には出さないが私はそう思っている。ただ、日本に帰ったからといってこの女性の不満とストレスの塊が消えてなくなるかは不明。海外志向が強い人だったので、今度は日本がなじめない面白くない、と新たな悩みの種が出てくるのではと想像してしまう。他の国にも少しだけ住んだ経験があるそうだが、それも全て不満が爆発して帰国しているのだから。

この女性は自分の考えを押し付ける節があった。それが自分自身を苦しめてしまったのではなかろうか、と推測する。人生を左右することでもないほんの些細なことにも、自分の意思を通そうとすると、いい結果は得られない、と今の私は悟っている。諦めて流れに身を任せ、相手のやりたいことを見届ける、そうすると巡り巡って案外上手くいくものだとこちらに住んで学んだ。

 

ここは、自分の意思ではどうしようも出来ない経験をしてきた人たちから成り立っている国だ。ここでいう経験とは戦争のことで、戦争が終結し平和になったかというと、当てはまらないその日暮らしの人たちが大勢居る、と思う。戦争時代と比べれば平和になったかもしれないし、幸せな家族もいるかもしれないし、人によって幸せの尺度はバラバラではあるが、やっぱり先進国と比べものにならない悲惨さがそこらへんに転がっている。

バイト先へ向かう途中にあるゴミ収集場は、強烈な悪臭の中で素手で生ゴミやら何やら分別する人たちが朝早くから働いている。それまた近くには朝から宝くじを売る障害を持ったおじいさんやらおばあさんやら。それから真っ黒に日焼けした、安い賃金で働き詰めのバイクタクシーのドライバー達。

日本国憲法では平等を訴えていて、男女差別だとか人種差別だとかたまに騒いでいるがそれどころではなく、生まれた国籍でこうも人の一生が左右されるのかと、この国で生活をしていてそう思う。もちろん、インドも悲惨だったが旅行と暮らすのでは全く観え方が違ってくるわけだ。

 

というわけで、流れに身を任せる事を覚えた私自身の帰国日は決めたので、それまでこちらでの独り生活を謳歌しようと思う。その前に、11月も一時帰国だな。

Travel

昼間寝すぎて眠れず。

たまたまNHK worldでグラミー賞にノミネートされた日本人アーチストのインタビューの後、The Silver Lake Chorusの曲が流れていた。この曲は、その日本人アーチストがプロデュースしたのだということで、早速、発展途上国暮らしの救世主、Sportifyでアルバムをきく。

グラミー賞を受賞したアルバムよりも、個人的には2015年にリリースしたThe Silver Lake ChorusのThe Silver Lake Chorusの方が良かった。民謡の要素が入っていて、Fairport Conventionの現代版といった感じ?で、とても良かった。久々のヒット、アーチスト。

 

先週に引き続き今週も何かとやる事が多くある週。たまった仕事をさっさと片付け、明日の付き合いの飲み会も協調性を持ってやり過ごし、週末のタイ旅行に気分を上げていきたい。あー楽しみ。

 

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Coffee

この国のコーヒーにドリップ式のものが最近では見かけるようになった。甘くない普通の顆粒コーヒーが高くて、ドリップの方が安いので断然こっちを買っている。

この国のコーヒーは味が濃い。コンデンスミルクや大量の砂糖を入れてアイスコーヒーにして飲むのが一般的なので、甘くしたくないしホットで飲みたい私はお湯で落としたコーヒーにさらにお湯を足して飲んでいる。アメリカンコーヒーにしているというわけ。

 

皮肉なもんだなと思った。

 

 

 

interesting

2区に行った。わたしの住む地域と違って、街は割と小綺麗で静かでバイクがあまり通っていない。そして欧米人が多い。行った事はがないが、カリフォルニアみたいなところ。ちなみに、日本が技術協力をしてせっせと建設している鉄道の駅も、ここには来るらしい。まさにいま、地上げ屋がはびこっている地域なのだろう。

アパートに戻ってきたら大家さんの息子が居たので世間話をした。アパートに住む日本人の奇妙な生活の実態やら、なんやらかんやら。その中で、2区に行ってきたけど高級住宅街だよね、って話をしたらマザーの家があるよってことだった。さらに話を進めていくと、市内に10つは物件を所有しているということだった。

この国の金持ちは不動産にお金を使う、もしくは海外にもってゆくか、そうやって財産を蓄えているのだろう。もちろん、大家ファミリーの長男はカナダで建築家として仕事をしているので、万が一、政治変動が起きた場合の備えはバッチリ!といったとこなのであろう。

いろんな人が居て面白い。

 

 

 

 

 

Funeral

久々の更新。

 

一昨日の24:00、トランペットと太鼓とお経の爆音が斜めむかえの家から聞こえてきた。この国のお葬式が派手だという事は知っていたので、お通夜なんだろうと想像がついた。故人に申し訳ないので、うるせーよ!と、怒りきれないもどかしさを抱えたまま眠りについた。

翌朝6:25、また同じ爆音が響き渡る。軍歌に似た士気を鼓舞ような音楽で、それに合わせてマイクを使い坊さんがお経を唱えている。ゴンチチの世界の快適音楽セレクションに出てきそうな、めずらしい宗教音楽。

日本の仏教でこういうのがあるかどうか考えてみた。実家のある地域では、「おしょうや」と呼ばれるものがあって(曹洞宗)、その中の儀式に近所のご老人それも女性たちが鐘をたたきながら宗教唄を歌う風習がある。これと同じようなものなんだろうかと思った。けれども、近所迷惑の甚だしさは比べものにならない。

そして最終日、この国の仏教徒のお葬式のフィナーレは、白装束を纏った親族達が霊柩車と思われるデコラティブなオープンカーに乗ってお寺かどこかへ繰り出す。

 

寺山修司的映画の世界を現実で行っているこの国、、、に住んでもうすぐ4ヶ月が経過だな〜〜〜。